ニホンヤモリ

【ニホンヤモリ】飼うのに必要なもの、餌のやり方、活き餌の管理方法などについてまとめ

ニホンヤモリの飼育についてまとめ

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ニホンヤモリ

うちの子。

「ヤモちゃん」

きゃわいい。

 

ニホンヤモリとは

本題に入る前に簡単に。

引用元:wikipedia

生息地では人間に身近な存在で、人家内外の害虫(ゴキブリなど)を捕食することから家を守るとされ、漢字では「守宮」(あるいは「家守」)と書かれよく似た名のイモリ(井守)とともに、有益な動物として古くから親しまれていたことが窺える。人間に対しては臆病で攻撃性が低く、能動的な咬害や食害を与えることもない。縁起物として大切にする風習もあり、特に白いヤモリは金運、繁栄、幸運をもたらす存在とされている。逆に民家に侵入する不快生物として扱う人々も存在する。

名前からして縁起良いですよね!

ニホンヤモリを飼うのに必要なもの

少し厳しいところから入りますが「必要なものが買えないなら飼えない。」

もっと言えば「ニホンヤモリが快適な状況をキープできないなら飼えない」です。

そう考えてください。

悲しい結末が待っているでしょう。

 

初期費用と維持費にコストがかかります。

意地悪ではなくて、生き物を飼うのにはそのぐらいの財力、時間、覚悟が必要だということを覚えておいてください。

私は初めて入った爬虫類ショップでそんな感じの話を延々とされました。

 

 

では、早速ニホンヤモリを飼うのに必要なものです

  1. ケージ
  2. メンテナンス用ケージ
  3. ライト
  4. パネルヒーター
  5. 活き餌
  6. 活き餌のケージ
  7. 活き餌の餌
  8. カルシウム
  9. ピンセット
  10. キッチンペーパー
  11. 霧吹き

(12)人工飼料

 

各種、必要な理由や考え方など紹介していきます。

 

ケージ


 

色んなケージがありますが

  • ピンセットで餌をあげたり
  • 糞を片付けたり
  • 掃除したり

メンテナンス面を考えると、上記のケージがおすすめです。

ケージの前面のガラスを開くことができるので超絶楽ちんになります。

あと、後述するライトを設置しやすいというのも利点として挙げられます。

 

ちなみに私はニホンヤモリが家に入ってきた数日間だけペットボトルで作った簡易的なケージで代用していましたが、可哀想なのですぐ買い替えました。

 

メンテナンス用ケージ


メインのケージを掃除する時などに一時的にニホンヤモリを逃しておくために使います。

病院に連れて行く用にも使えるでしょう。

私は100円均一ショップで購入した透明のケースで代用しています。

まだ病院に連れて行くほどのことは起きていないので掃除する時用になってます。

 

ライト


 

これはオススメのケージの天井にセットで付けることができるアイテムです。

違うケージを購入される場合は不要です。

ただ、違うケージを使う場合のライトの設置方法はよく分からないので悪しからず。


ニホンヤモリというか爬虫類全般はUVBが必要とのことを爬虫類ショップの店員さんに聞きました。

理由として、太陽光を浴びて体内でビタミンDを生成して骨を作ってるとのことです。

骨を作るのにカルシウムも必要になってくるので後述します。

パネルヒーター


 

ケージの外側から貼り付けます。

爬虫類は変温動物なので寒いと冬眠してしまいます。

冬眠については賛否両論あるみたいですが、店員さん的には冬眠させない方が良さそう的なことを言っていたのでケージとセットで買いました。

ケージとパネルヒータパネルヒータ

左側側面に外側から貼り付けた図です。

セロハンテープで貼り付けるだけなので簡単です。

自動で適温にしてくれるので管理も楽ちんです。

 

活き餌


 

虫が苦手な人ごめんなさい。

急に画像出てきてびっくりしましたね。

でも、これをニホンヤモリにあげる必要があります。

写真でビビってたら実際に生きてるのを捕まえて食べさせることは無理だと思います。

諦めてニホンヤモリを逃がしてあげましょう。

 

私はショップで買ったので上記リンクのコオロギについては詳しくありません。悪しからず。

 

活き餌のケージ

ケージ

 

私の場合、コオロギがずっと見えてるのはちょっとアレなので

近くのスーパーで白いプラスチックケース(確か漬物用)を買い

空気が入るように蓋を加工して使っています。

側面がプラスチックやガラスならコオロギが滑って登れないので、素材には注意しましょう。

ツルツルした素材を選びましょう。

 

あとは高さも20CM以上はあった方が良いかもしれません。

今我が家で飼育してるコオロギはちっこいのでそこまでジャンプ力がなくて脱走したことはありません。

 

活き餌の餌


私はショップで買ったので↑とは違いますが

中身の見た目は大体同じです。

コオロギのサイズが極小なので、サラサラな粉が良いのかなと思います。

コオロギも1日1〜2回餌をあげる必要があるとのことでしたが

私はペットボトルの先端を切って餌置きにしています。

餌がなくなったら交換するという手法をとっていますが、コオロギも健康に徐々に大きくなってきています。

 

 

カルシウム


 

ライトと同様で骨を作るのに必要です。

コオロギにまぶしてニホンヤモリが食べてくれるとのことでした。

 

ただ、コオロギが小さすぎるので、まぶすのは現実的じゃないなと思い

コオロギの餌に混ぜています。

餌とカルシウムを摂取したコオロギを食べてくれることで間接的にカルシウムを摂取してくれるのを期待していますが、この方法で大丈夫でした。

 

ニホンヤモリが大きくなるにつれてコオロギも大きくなってきたので

最近はコオロギにふりかけるスタイルも取り入れ始めました。

 

カルシウム不足になると「くる病」にかかってしまうとのことでした。

くる病とは

引用元:難病情報センター

ビタミンDの代謝あるいは感受性の障害により、骨に石灰化が起こらず、強度が不足する病気です。このため、成人期ではビタミンD 依存性 骨軟化症と呼ばれますが、小児期には成長も障害され、骨X線検査で特徴的な所見を呈し、ビタミンD依存性くる病と呼ばれます。腎臓における活性型ビタミンDの産生に障害のある型をビタミンD依存症1A型、活性型ビタミンDに対する標的器官の反応が欠如あるいは不良(ビタミンD受容体の異常)である型をビタミンD依存症2型(ビタミンD受容体機構異常症)と呼びます。ごく少数例で、肝臓におけるビタミンD活性化が障害されるビタミンD依存症1B型、活性型ビタミンDなどの不活性化が増強しているビタミンD依存症3型が報告されています。ビタミンD欠乏によっても同様な症状が起こりますが、ビタミンD依存性くる病/骨軟化症は遺伝子の変化によって生じ、病気としては区別されます。

 

爬虫類だけの話かと思いきや、人間でもある病気でした。

爬虫類でもビタミンD云々の話をされたので、似たようなものと思われます(専門家ではないのでごめんなさい。ここは根拠が曖昧です。)

対策としてカルシウムとUVBが必要とのことです。

ピンセット


 

コオロギをニホンヤモリに上げるときに使います。

我が家に迷い込んだ子はかなり小さくてベビーヤモリでした。

今後アダルトヤモリになった時に人工飼料を食べてもらえるようにピンセットに慣れてもらっています。

最初はピンセットに大分ビビってましたが、結構慣れてきました(個体差はあると思います)

 

ピンセットからコオロギを食べてくれると嬉しいのと

もう人工飼料いけんじゃないかなと思い始めています。

 

キッチンペーパー


多分ご家庭にあると思いますが一応。

  • ニホンヤモリの床材
  • コオロギの床材

上記2点の理由で必要になります。

床材にこだわる人は不要かもしれません。

私はメンテナンスのしやすさからキッチンペーパーをチョイスしています。

 

霧吹き


 

お持ちのものでOKです。

ニホンヤモリの飲み水をあげる用として使用します。

この霧吹きはエアプランツ育成で使っていて耐久性が神なので愛用していてオススメです。

 

この後すぐ述べますが、人工飼料をふやかすのにも活躍するので1つはあって損しないと思います。

人工飼料


 

ヤモリが成長してきて

且つ、ピンセットから活き餌を食べてくれるぐらい慣れたら(個体差あると思います)

ヤモリの顔の3分の1ぐらいに切った人工飼料を

ヤモリの顔の前で細かく動かすと食べてくれるようになります。

我が家のヤモちゃんは活き餌をあげ始めて2〜3週間で人工飼料への移行が出来ました!

良い子です(親バカ)

 

ちなみに我が家のヤモちゃんは人工飼料を相当柔らかくふやかしてからじゃないと食べてくれません

↑の商品のパッケージにも書いてありますが、人工飼料の固さについては個体によって好みが変わるっぽいのでトライ&エラーが必要になります。

元はカッチコチなので霧吹きの水でふやかすことが推奨されています。

この点でも霧吹きは必須ですね。

あると便利なもの

  1. コルク
  2. 割り箸
  3. マスキングテープ
  4. コットン
  5. 餌置きと水入れ

(6)ナイフ

必須ではないですが、あったら良いと思うものです。

コルク


 


なるべく自然環境に近づけてあげたいのと

隠れ家が必要な為に入れています。

というか、元々エアプランツのために買ってあったのが有ったので流用しています。

うちの子はとても気に入っています。

 

割り箸

ニホンヤモリのウンチを処理するのに使います。

他に使いやすいものがあればそれで良いと思います。

我が家は2セット準備していて

1つはウンチ処理用、もう1つはコオロギ捕獲に使用しています。

ニホンヤモリのうんち

中央の白黒のがおしっことうんちです。

1枚のティッシュの上に載せてますが大分小さいですね。

白い部分はおしっこだそうです。

病気ではないのでご安心ください。

白黒セットの落とし物があればそれがうんちと思って掃除してあげましょう。

マスキングテープ


 

これもご家庭にあると思いますが一応。

粘着力弱めのテープなら大丈夫だと思います。

 

コオロギの捕獲に使います。

ピンセットじゃ捕まりません(笑)

どのサイトを調べてもコオロギの捕まえ方を詳しく買いてくれてなかったので

奥さんと試行錯誤してマスキングテープに行きつきました。

 

コットン


コットンもお持ちの方はそれでOKです。

これは後述しますが、コオロギの飲み水用です。

ナイフ


 

無くても全然良いです(笑)

 

人工飼料を細かく切るのに便利です。やったことは無いですが、ハサミでも多分切れると思います(笑)

↑は完全に私の趣味ですが、キャンプでも人気なオピネルのナイフです。

サイズ展開が豊富なこと、折り畳み式なので飼育用品と一緒に片付けやすいことなどからオススメです。

汚いものを切るわけじゃないので、洗えば普通にキャンプ用として使っても良いと思います(抵抗が無ければ)

 

コオロギ(活き餌)の飼育まとめ

  1. 先述したようなケージに入れます
  2. 餌入れを用意します
  3. 水入れを用意します

以上です。

水入れ、餌入れ

餌置きはわざわざ買う必要はなくて、ペットボトルの上から10CMぐらいのとこを切ってそこに餌を置いておけばOKです。

水入れも同様です。

餌が粉状なので餌入れの方はキャップをキャップを付けたままにしています。

ツルツルしていて登れないので、床から隙間ができないように

キャップ側にバークチップを置いています。

丁度良いサイズの石などがあれば置いておくと良いと思います。

 

 

注意が必要な点として

コオロギは水が苦手なので、水入れには湿らせたコットンを入れておくことです!

 

あとは餌がなくなっていたらペットボトルを取り出して餌の補充。

水に関してはちょっと汚れが目立ったりするのでこまめに交換。

 

これでコオロギも健康に育ちます!

 

コオロギ(活き餌)を捕まえるコツ

コオロギの捕まえ方

コオロギの捕まえ方!!

これが難しかった・・・

誰も教えてくれんかった・・・

誰もネットに書いてなかった・・・

もしかして誰も知らない???

 

割り箸の先にマスキングテープを貼ります。

マスキングテープの粘着面でコオロギを触ります(軽く押す)

以上です。

 

極小サイズのコオロギはピンセットで捕まえるのがめちゃ難しいです。

まず小さすぎて逃げられる。

勢いよく摘むと死んでしまう。

 

そんな悩みが解消されます!

すばしっこいのでテープでもちょっと難しいですが、ピンセットに比べればめちゃ楽です!

マスキングテープ×割り箸はマジでオススメ!

 

ニホンヤモリに餌をあげるタイミングや頻度

うちの子はベビー(3〜4CM)だったので

1日4〜5匹をあげました。

タイミングとしては夜に。

夜行性なので、ライトも消してあげて。

 

店員さんによると活性(お腹の空きっぷりや食いつきの良さ)が大事だそうです。

毎日うんちが出ているか確認して、出てればあげるって感じですね。

 

大人になったら3日に1匹程度で良いそうですが、それはまた育ってきたら追記しようかと思います。

 

ニホンヤモリに水をあげる方法

ケージの壁に霧吹きを2〜3プッシュすればOK。

動いてる水しか飲まないらしいです・・・

 

ということで、ニホンヤモリの飼い方まとめとしては以上となります!!

 

 

 

ニホンヤモリとの出会い

10月某日

 

風呂上がりでリビングに向かう途中

ヤモリが床を歩いていたのでびっくりしました(笑)

 

小学生の頃に捕まえようとしたことを思い出しました。

あの頃は無邪気で乱暴で・・・

友人なんかとヤモリを見つけたら懸命に追いかけて捕まえようとしたら尻尾が切れてしまっていたり・・・

あの頃は結局捕まえたらそのまま逃してましたが

 

今回はあの頃と違います。

エアプランツ用に買ってあったコルクと空きのペットボトル(元々入ってたのは水)を組み合わせて

ヤモリが逃げ込むのを待ちました。

無事に逃げ込んだのでペットボトルのお尻側にラップをして空気穴を開けて観察しました。

 

流石に飼育環境としては劣悪すぎると思ったので翌日爬虫類ショップへ。

速攻でケージなど必要なものを揃えてヤモリをお引越し。

 

ケージに慣れるまで数日。

餌やりに慣れるまで数日。

おっさんに慣れるまで数日。

今ではほぼ全てに慣れて、ピンセットから餌も食べてくれてとても良い感じです。

 

11月に引っ越すのでそこが心配です・・・

 

最後に

まだまだニホンヤモリを育て始めたばかりの初心者ですが

お互い幸せに慣れるように寄り添っていけてるのかなと思います。

熱心なショップが近くにあったので相談に乗ってもらえたのがラッキーでした。

 

もしヤモリを捕まえた際にはこの記事が参考になれば幸いです。

 

 

ABOUT ME
otamachan
青山学院大学教育人間科学部心理学科卒。効率厨の30代男性(既婚)。 「学歴?美味しいの?」な会社に勤める。元利酒師。愛犬:梵ちゃん(ビションフリーゼ)趣味はvarolant。ガジェット好き。専業投資家になることを密かに企んでいる。