※本ページはプロモーションが含まれています
はじめに
読書してますか?
コロナ禍で読書する人が2割増えたとかいうネットニュースを見ました。
私は読書があまり得意ではありません。
面白くないとすぐ眠くなっちゃうんですよね。
そして面倒なことに、面白がれない私の感性に残念さを感じてしまうのもちょっと嫌という。
本屋で2〜3P立ち読みして、「ああ、なんか合わないな」ってことが多すぎて最近は立ち読みすらあまりしてませんでした。
しかし、あるyoutubeチャンネルと出会うことにより読書欲が掻き立てられていました。
ゆる言語学ラジオというyoutubeチャンネルです。
そして掻き立てられたままの読書欲が向かった先が教養悪口本でした。
本題の教養悪口本を語る上で切っても切れない話なのでお付き合いください(笑)
ゆる言語学ラジオ
「ゆる言語学ラジオ」ご存知でしょうか。
私は友人から勧められて以来チャンネル登録をして欠かさず視聴しているリスナーです。
この一文の主語が何か?と言う切り口で30分話してる辺り面白すぎます(褒め言葉)
友人から「象は鼻が長い」の主語って何だと思う?って聞かれてその話の流れからチャンネルを紹介されてまんまと引っかかりました。
チャンネル名が表す通り、言語に関することを色々と面白おかしく語るラジオ形式なコンテンツを発信しています。
音声が主体だったのでAmazon musicで聞くことも多かったのですが
最近はゲームの実況に挑戦するなどポッドキャストがちょっと置いてけぼりなこともあったりします(笑)
ゆる言語学ラジオの二人のパーソナリティ
ゆる言語学ラジオのパーソナリティは
堀元さんと水野さんという方です。
- 水野さん:言語学を齧ったゆるーい言語学オタクという設定です。謙遜というか、メタ認知が暴走するメタモンらしいので設定上はあまりハードルが上がらないキャラにしたいみたいですが大学で言語学を学ばれていました。
- 堀元さん:インターネット芸人。リスナー目線でのツッコミ役だと思って聞いていると、普通の人が知らないようなウンチクでツッコミを入れます。そのウンチクの補足等で本題から脱線して話が膨らみます。それも面白い。今私も絶賛脱線中ですね(笑)
水野さんの言語学への愛や探究心もさることながら堀元さんの知識の量も半端じゃなくて憧れます。水野さんも知識量エグくてウンチクしりとりパンクラチオンとかいう訳分からん(褒め言葉)ゲームを始めてしまう始末。これもめちゃ面白い。
憧れ言うてもそんなにキラキラしてる訳ではなく「俺全然本読めないけど、本読みまくるとあんなに知的な返しとかできるようになるのかぁ」的な。
ウイットに富んだ返しや会話というのが堪らなく好きなんです。
で、そのウイットに富んだ返しの一部として教養悪口本が出版されたと。
教養悪口本
インテリ悪口本
めちゃくちゃ面白い。
ゆる言語学ラジオを観たり聴いたりすると、堀元さんの声や口調が分かるのでより一層面白みが増します。
(他人のyoutubeばかり宣伝してますが私もyoutubeやってるのでよかったら観てみてくださいm(_ _)m)
タイトルやデザインこそ悪そうだが「はじめに」と「あとがき」に堀元さんの想いが詰まっているのでそこだけでもちらっと読んでみてほしい。
悪口を昇華する。おもしろ切り口でウンチクが学べる良本です。
ウンチクを深掘りしたくなってきます。
中身はお金を払って読む価値があるのであまり触れられませんが
タイトルの横に吹き出しが付いているのでその部分だけ引用させていただくと
「植物だったらゲノム解析されてそう」
「えっ?どう言うこと?」ってツッコみたくなりません?
前述の教養悪口を使った相手からツッコミがあることは無いんでしょうけど(笑)ちょっと好奇心旺盛な人なら内容が気になりますよね。
堀元さんが想定されている楽しめる悪口というのは多分会社とかでは中々使い所が難しいように感じてしまいました。
この本で書かれてる教養悪口は使えるシーンは4パターンしかないのでは?と思ってしまいました。
- 好奇心が皆無
- 知ったかぶり
- 解説しても問題ない間柄
- 教養悪口本の読者に向けて
アリストテレスの講義の冒頭のようになってしまいますが、堀元さんの考えるつまらない悪口を楽しく好奇心をくすぐるものに昇華するという想いには賛同しています。
実際に使えるシーンを考える
何となく文調がここだけ変わります(笑)
(何という偶然だろう、フリー素材の「本」の画像を探していたらOEDじゃないか!(ゆる言語学ラジオのリスナーに届け)この少女の将来が気になる。)
好奇心が皆無
こんな人いるのだろうか。
好奇心がなくなってしまうほどの精神状態に陥ってしまった場合?
そんな人にこんな言葉をかけて良いものかとこちらが気を遣ってしまう。
現実的ではない。
知ったかぶり
教養悪口はこいつ向けにあると言っても良いかもしれない。
私が「植物だったらゲノム解析されてそう」と言ったとして
知ったかぶりは「え、ああそうでしょ?」とか返してきそうである。
心の中で「そう言うとこやぞ」とほくそ笑むまでが堀元さんの想定ではなかろうか。
う〜む。どうだろう・・・
堀元さんは悪口を昇華したいのである。相手に伝わらなければ楽しめない。というか伝えて笑いにしたいのであろう。
解説しても問題ない間柄
これはもう使ってて一番楽しいし、何なら解説するの前提で使っちゃいたい。
ウンチクの披露の為に相手がトリガーとなるキーワードを発するのを待つまである。
これだ。
まずは解説しても問題ない間柄になるまで親密になり、そこから教養悪口を使っていこう。
会社では難しいかもしれないから友達を作ろう。
え、悪口言うために友達を作るとは・・・?
教養悪口本の読者に向けて
多分使えない(笑)
教養悪口本を読んでたとしたらトリガーとなるキーワードを発しないだろう。
読了後
内容の面白さは勿論のことあとがきがカッコ良いです。
引用元の忌野清志郎さんがカッコ良い説はありますが・・・
私が書くと安っぽくて陳腐な表現になってしまいますがユーモアって大事!って思わせてくれます。
帯の「ディスって知性を身につける」も秀逸ですね。
どちらかというと「ディスる為に知性を身につけている」のでは?と思います。
最後に
使えるシーンも想定してみましたが、心の中で思ってるだけで実際に言えることは少ないかもしれません。実用性はあまりあまり無いかもしれませんが、
ウンチク収集、または広い分野の勉強のさわりとして使えるのでは無いでしょうか。
というか、本末転倒ですが、悪口言いたくなることが少ないかもしれないです(笑)
他人に期待をしてないからかもです。
心配だった読書中に眠くなることは一切なく、むしろ引用元を読みたくなる面白さ。
ただ、本当に引用元を買うと眠くなっちゃうリスクがありそうで手を出せていません。
さ、明日から悪口言うとしたら相手を選んでユーモア溢れるものにしていきましょ〜!
次は「ビジネス書ベストセラーを読んで分かった成功の黄金律」を読むぞ〜!