初めて買ったティランジアはテクトラムでした。
植物育てたいけど枯らさなくて良さそうで「初心者でもいけるものを」って探してる時にエアプランツを見つけ、その中でもテクトラムが気になったんですね。
きっとこれを見ている人はテクトラムを育てている人か、育ててみたい人だと思うですが、テクトラムについて少し詳しく紹介していきます。
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テクトラムとは

買った時(2018年7月30日)のテクトラムはこんな感じです。後ろの観葉植物はセロームです。一緒に買ってみました。
テクトラムはふわふわしててちっこい(ギガンティア等大きくなるのも有ります)です。
ふわふわ=トリコームが多い
→銀葉種=乾燥に強い。水をやりすぎるとトリコームが剥げてしまうので水やりは少し控えめが吉。2020.1/20
→最近ではトリコームが剥げるのは水よりも光や風の影響が大きいのでは?と思っています。
でっかいテクトラムギガンティアも良いですが、テクトラムの小さいサイズ感とフワフワな見た目が人気の理由だと思います。
今でこそテクトラムステムというテクトラムの一種も育てていますが初めて買ったのはロゼットタイプのちっこい子。
何も知らなかったので伊勢丹で見つけてすぐに買いました。
珍しくはないので割と買いやすいと思います。
トリコームとは
ティランジアは空気中から水分や栄養を吸収します。その時に使われる器官がトリコーム。日光から身を守る役割もあります。
乾燥地に育つティランジア程トリコームは多くふわふわな感じ。白っぽい見た目で銀葉種と言われます。
逆に湿ってる所のティランジアは緑葉種というトリコームが視認できない種類もいます。自分は銀葉種が好き。
育て方
育て方に入る前に一応ですが我が家ではエアプランツを44種類育てています(2021.11/18現在)
2018年の夏からエアプランツを育て始めて試行錯誤していますが、結局どの子も同じような育て方をしています。
場所
日当たりが良く風通しも良い窓際
色んなサイトで「直射日光を避けたレースのカーテン越し日光が入るぐらい」とか書いてありますが
家では普通に直射日光当たってます。
窓越しの直射日光が当たる場所に置いてます。
多分葉焼けした時の為の保身で書いてるんでしょうが、日当たりは超絶大事です。
「真夏だったらどう?」と聞かれても同じ回答をします。
真夏の場合には朝〜日中の水やりだけマジで避ければ大丈夫です。
ちなみに風通しの良い窓際で、更にサーキュレーターで365日24時間直風で一番弱い風を直風で当てています。
割と1年通してyoutubeでエアプランツの状態を撮影しているので直射日光当たってるかどうか疑わしい方は見てみてください(笑)
温度&湿度
人間が快適に過ごせる温度&湿度なら大丈夫です。
枯れも蒸れもしません。
実体験に勝るものは無い。
とりあえず「そこまで神経質にならなくて大丈夫」ということは伝えておきます。
幸い我が家では真冬でもエアプランツの為だけにヒーターとかエアコン付けたりしなくても良い環境なのかもしれません。
(住んでる場所は関東とだけ)
東北地方〜北海道等での冬の育て方は分からないので悪しからず。
自分のyoutubeを見てもらうと分かる通り、毎回温度と湿度を載せています。
もし自信が無い場合は参考にしてみてください。
youtubeで毎回登場する温度と湿度と時間が分かる優れもの↓
水やり
週に1~2回行っています。
水やり後は水を十分切ったうえでサーキュレーターの風を強風で当ててます。
タイミングについては「夜が良い」と書いてあるサイトがありますが
水やりと水やり後の処理を適切に行えるならいつでも構わないです。
水やりの時だけは直射日光が当たる時間・場所は避けた方が良いです。
理由としては蒸れるからです。(イメージとしては「茹だる」が近い?)
また、水やり後に寒い場所で空気の循環が悪いと腐ります。
実際に腐らせてしまった子は3年前に緑葉種で1株いますが、サーキュレーターを導入する前だったのであの子は水やり後の風通しで失敗したんだと思います。
トリコーム禿げと葉先の枯れが気にならない人はそこまで神経質にならなくても意外と丈夫な子です。
約3年育ててみての感想ですが、単純な栽培(?)自体は難しいことは無いです。
ただ、フワフワなトリコームを維持したまま育てるのが難しいイメージがありますね。
あの白くてフワフワした見た目=観賞価値みたいなところありますから是非とも以下の2つのコツを押さえてほしいです。
テクトラムの栽培が難しいと感じてる人にお伝えしたい2つのコツ
難しいと思っている・感じている方に結論をお伝えすると「光と風」をもっと当ててあげてください。
光を当てることと風を当てることがトリコーム維持・復活の為の2つのコツです。
乾燥に強い子であることは間違いないですが、難しく考えすぎずに他の子同様で水はしっかりあげてください。
自分も約3年この子を育ててきました。
育て始めた頃には葉先の枯れも成長点付近のトリコーム禿げも経験しているので難しいと思ってしまう気持ちは痛いほど分かります。
トリコーム禿げの原因を「水のあげすぎ」と仮定して水を絞ると葉先が枯れます。
「水のあげすぎ」が良くない。のではなく光量不足や風不足もトリコームが減る原因になります。
育て始めの頃のうちの子は水ではなく光と風に原因があったようです。
最近(2020年6月現在)ではもう少し水やりの頻度や浸水時間を増やしても良いと思っているぐらいです。
→実際浸水時間は増やしがちですが調子良いです!(2021年5月現在)
我が家のエアプランツ育成環境について詳しくは「エアプランツ用ラックをDIY」
エアプランツ全般の育て方について詳しくは「簡単な2つのコツが分かればまず枯れないエアプランツの育成方法」
植物育成ライトについて「【植物育成ライト】AMATERAS LEDを購入!」
テクトラムを買う人はインテリア重視(勝手なイメージ)だと思うので日に当てるのが難しいかもしれません。
そんな人はこのライト↓がおススメです。オシャレで場所を取らず価格も3000円程度とお手頃。(AMAZONのリンクしか繋がりませんでした↓)
人気なのか、自分が使っているデザインは売り切れ且つちょっと値上がりしてます。しかもAmazonのリンクしか出ないです。
エアプランツの増やし方について詳しくは「エアプランツの増やし方は「実生」と「株分け」の2種類!どっちが簡単?用語から方法まで解説します!」
サーキュレーターについて
狙って購入しているので当たり前ですが、左右だけでなく上下にも首をふってくれます。
ハンギングしている子や床に直置きしているような子もいるので、上下の動きというのが非常に重要です。左右だけの動きをしていたサーキュレーターはエアプランツ用からは引退し
部屋干しやエアコンの風を循環させる用で活躍しています。
このモデルは静音性も高いのでサーキュレータが稼働している部屋で寝ていても気になりません。
風量を上げれば水やり後のすぐに乾かしたい時にも重宝します。エアプランツが増えてきた人にはマジでおススメ!
コスパにうるさい筆者も大満足です。
良く分からんですがセールで買った値段よりも安くなってます(2021年8月)
ミスティングだけじゃなくてディッピングもソーキングしても大丈夫ですよ。
水やりの2~3回に1回液肥を1000倍ぐらいに薄めてあげています(春~秋の成長期)。
早く育ってほしいですからね(笑)
ミスティングとは
ミスト=mist→霧
そのままの意味で、霧吹きでの水やりです。
株全体がしっかり濡れるまで行ってあげないと水分を吸収する前に乾燥してしまい、枯れの原因となるので注意しましょう。
自分が使っているミスティング用の霧吹きはこちら↓
※見てみたら値上がり&売り切れしてるカラーもありました(2021.5/23現在)
ディッピングとは
ディップ=dip→ちょっと浸す
ソーキングと似たようなものですが、ミスティングとソーキングの間みたいなイメージです。
桶に水を張って、株全体を水に浸してすぐに風通しの良いところに置いておきます。
ソーキングとは
ソーク=soak→浸漬、ずぶ濡れにする
ちょっと株の状態が乾燥気味だったりする時に行う応急処置的な水やりです。
あまり長い時間だと腐る原因になるので注意が必要です。
そもそもソーキングしないぐらいの頻度で水やりできるのが理想ですが、やるとしたら2~3時間ぐらいで良いと思います。
言葉の意味的にはディッピングと似ていますが、水に浸かっている時間は全く違います。
ディッピング、ソーキング用の桶はこちら↓
肥料について
我が家ではメネデールやハイポネックスをあげています。
メネデールは肥料という括りではなく栄養剤的なものです。
人間でいうとサプリメント。
いつでもあげて構わないので頻度を気にせず結構使います。
使いやすいです。
肥料のあげすぎを気にする人は是非メネデールを試してみてください。
で、肥料はステーキみたいなもんです。
植物の調子が悪くなってから与えようと思ってももう遅いです。
調子の良い時に与えてもっと元気になってもらうイメージですね。
最近の様子
2018.11/15

ほんの少~しずつ葉が伸びています。
2019.2/9

なんと子株ができています!
親株と共におっきくな~れ!
2019.7/8

買ってから大体1年ですね。
成長点(株の真ん中で葉が出てくる所)付近が過保護感(トリコーム禿げ)出てます…
下の写真も同じ日に撮影しましたが、子株も少しずつ成長しています。
この頃は水のあげすぎが原因だと思ってました(2020.4/2)

テクトラムは成長がほーんとゆっくりなので長ーく付き合っていきたいですね。
毎日YouTubeにてティランジア(エアプランツ)育成日記を更新中です!←需要無さそうなので辞めました…
2020.4/2

【エアプランツにおススメ】オシャレな植物育成用ライトの下撮影
去年の夏からトリコーム復活してます。
違いは光と風の2つ

同日撮影。
子株ものーんびり育ってきてます。
2020.6/14

前の写真よりトリコーム増えてるの伝わりますかね?
成長はゆっくりなので全体として大きな変化は感じ辛いですが、成長点付近がふっさふさです。
週1~2回でも葉先が若干気になるので頻度を上げるかソーキング時間を伸ばすかしてみようと思います。

同日撮影
子株もゆーっくり大きくなってきてくれてます。
ちょっと光が当たりづらいので親株に比べるとトリコームが少し薄いです。
このことからも光の重要性が伺えますね。
2020.8/11

トリコームも復活してきているし子株も大きくなってきています。
光と風を当てる頻度・時間を増やした結果でしょう。
水やりもしっかりしているので葉先も枯れはとくにありません^^
2020.10/3

少し成長点から葉が増えてきています。
分かりづらいアングルなので

ちょっと上から撮影。
のんびりと大きくなってます。

子株もちょっとずつ大きくなってきてます。
ただ、子株側から見てみると葉先が若干茶色っぽくなってますね…
今のペースでも水が足りてないということです。
2020.12/4

子株が成長しているのと、発根もしています。
テクトラムを育てていてここまで長く根が伸びているのは初めてです。
風や光に注意して置き場所なんかも変更したからかな?
ちなみに今までよりも少し日光に当たりやすくしました。

同日撮影。
横から見ても根が主張してきます。
着生させればもっと成長早くなるかもしれませんが、着生させると「着生させた見せ方」しかできなかったり水やり方法を変更させざるを得なかったりするので、テクトラムに関しては着生させる気はありません。
ぽつんと置いてある感じがたまらなくかわいく感じるのです。
2021.1/19

元気です。
根もちょろっと伸びてきてます

こちらは子株が見えるアングルです。
子株を捥ぐのはいつになるか…
2021.5/13

葉数が増えてトリコームもモリモリ

1月頃と比べてみると、禿げかけていた成長点付近のトリコームが復活しています。
何度も繰り返しますが、光と風を当てまくるのが大事です。

子株も健在です。
順調に育ってくれています。
光と風を当てている分+子株に持ってかれてるのか、親株の葉先にちょっと枯れが出てるのが残念です…
もっと水あげようと思います。
2021.6/25

相変わらず元気です!

なんと子株がもう一つ増えてます!!!!
テクトラムのクランプ・・・
最初は考えてなかったし、子株が1つだけだったら確実に捥いでたんですが…
どうしようかしら。

子株1も元気です。
発根は一旦止まりました。
2021年8月29日

流石に2か月程度で成長を感じる子ではないですが、子株は2つとも元気です!
2021年12月22日

相変わらず子株も元気です。
照明をAMATERASにしたらテクトラムの可愛さが写真でよく伝わるようになりました!
2022年4月18日

枯れもせず
蒸れもせず
ハゲもせず
元気です!

子株が見づらいのでちょっと指で摘んで見やすくしました。
2022年6月29日

元気で綺麗でトリコームモリモリ。
ふさふさのもふもふ。

子株×2も絶好調です!
2022年11月8日

親株の成長点も育ってますし
子株×2も元気です。
2023年1月29日
引っ越したので背景がいつもと違います。

隙間風で寒い新居でも頑張ってます。
